●100円ショップ材料だけで出来る、4×5フィルム水洗器

いつも、4×5フィルムをタンク現像したあと、完全水洗やベース染料を抜くのに、専用水洗器を使ってます。

しかし現在は入手が難しいので、生徒さんに教えるために、100円ショップの材料のみで、自宅で作れる4×5水洗器を開発しました!

①「リップル03」と言う、小物入れを使います。このギザギザがポイント!

DSC_3080-1600x1200

②真ん中で、真っ二つに切る。ポリスチレンは割れ易いので、私は模型工作用のピラニアで切りました。

DSC_3070-1600x1200

DSC_3071-1600x1200

③底板を写真のように切り抜く。ポリスチレンは割れ易いので、ローソクで熱したカッターで切り出しました。

DSC_3072-1600x1200

④ヤスリとサンドペーパーでバリを落とします。

DSC_3073-1600x1200

⑤4×5サイズがぴったり収まるように、付属の仕切り板を使い接着固定する。コツはボール紙で4×5サイズの型紙を作り、治具として固定すると正確に作れる。この小物入れはわずかに上拡がりの台形なので、左右の平行を正確に調整するのがポイント。仕切板は、下から水が循環するように1.5センチぐらい下に出して固定。接着剤は瞬間接着剤でもいいが、失敗出来ないので、一般プラスチック用接着剤でゆっくりやるのが、オススメ。

DSC_3082-1600x1200水に浸けてみて、具合をテスト。DSC_3081-1600x1200

⑥ブレッドケースに、下部を1センチほど開けた仕切り板(クリアファイルの表紙などを使う)を接着し、排水側を1センチほど切り欠く。

DSC_3084-1600x1200

⑦完成!

DSC_3079-1600x1200

右から順番に、高低差で水が「下から上に」上手く排水出来ればOK。少しフィルムがズレたり、外れ易いけど、水洗用なら全く問題なく使えます。

4×5フィルムの輪ゴムタンク現像派には必須な機材。お試しあれ!