●クラカメ分解修理 匠の技

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現在、中古カメラとして入手できるフィルムカメラは、その殆どが製造中止で、カメラの修理には、カメラ修理専門業者に頼むしか方法は有りません。結構な金額で、中古カメラと同じ値段かそれ以上かかってしまいます。一方で、30年以上経った昭和時代のフィルムカメラは、カビや汚れはもとより、オイル切れ、グリスの固着など、その半数以上が何かしらの問題を抱えていると考える方が自然です。
では、どうするか?
最近、そういうまともに動かなくなったフィルムカメラ(ジャンクカメラ)を二束三文で入手し、分解して直して使うというツワモノをネット上のブログでよく見かけます。
特に腕に覚えのある男性諸氏は、わずか数千円になった永遠の名機を前に、ついついやって見たくなるもの、、、。
そこで、長年の経験から、簡単なコツとルールを教えます。

①分解はデジカメで記録しながら進める。
カメラとは言え、所詮は超立体的な精密パズルと思えばいい。
もしカメラがパズルなら、同じところに正確に戻せば、必ず元のように組み上がります。
あとは、適切に汚れを洗浄し、適切に注油しながら、動作を確認しながら戻す作業、つまりこれが「修理」と言う事になります。
実は、壊れて動かなくなったカメラの半分以上は、油切れやカビです。
部品が壊れたり、修理不能と言うのは、フィルムカメラでは珍しい事です。
修理とは、「分解し、再びまた元に戻せるか」その技術にかかっています。部品の配置や位置合わせはカメラの要です。人間の記憶と言うのは本当に曖昧で、分解すると直ぐに戻せなくなります。なるべく同じ位置からデジカメで撮影しておくと、before & afterを簡単に再現出来ます。

image②ネジや細かい部品は、紙にカメラのイラストを書き、そこにセロテープで固定する。
これは、ノートパソコンを分解する時に思いついた方法です。同じようなネジや部品が多く、よく分解した後で分からなくなるものです。相当分解に慣れて熟練するまでは、無造作にネジや部品をまとめて置くことはやめた方がいいです。同じ長さのネジでも必ず元あった位置に戻すぐらいの正確さで、カメラのイラストの上にセロテープで固定し、分解作業そのものを記録していきます。まるで発掘調査ですね(笑)。

image③事前に「オリンパスOM-1 分解」などと検索し、分解した先人の知恵を借りる。

これが一番ネット時代になってスゴイ事だと思います。ブログのネタ用に書いたカメラ分解記事はネット上に溢れています。これで分解箇所に必要な外すべきネジの位置やコツ、やってはいけない事などを事前にチェックします。海外のサイトまで検索を広げれば、殆ど分解出来ないカメラは無いと言うぐらい情報は有ります。機種によってはプロのサービスマニュアルまで手に入ります。

④無理はせず、戻る勇気も。
それでもネジが外れなかったり、分解が進めなくなったら、一度止めて調べ直す。絶対に無理をせず、引返す事も大切です。全て記録しておけば必ず戻れます。不思議なんですが、数日後に同じプロセスで分解を進めるとうまく行ったりします。多分、少し疲れているんですね。休息も必要です。

どうですか? ちょっと、やってみたくなりませんか?

写真も好きだが、カメラも大好き!

昔は高嶺の花だった超高級機も、ジャンクカゴで普通に見かける様になりました。フィルムと印画紙はかなり高いけど、なかなかいい時代になりましたね。

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